「横山馬喰の『め』」では、横山町・馬喰町の問屋街が誇る“目利き力”を“目”を持つ「みせ」や、“目”で選んだ「もの」を通じて御紹介していきます。
第7回では、横山町地区にて130年以上にわたり商いを続ける、無地衣料・オリジナルアイテム卸専門店「丸川屋」について御紹介します。
時代とともに変わり続ける老舗問屋・丸川屋
日本橋横山町大通りにて明治23年の創業以来、商いを続けている丸川屋。
現在はTシャツをはじめとした無地衣料やプリントアイテム等を取り扱っています。
丸川屋の特徴は、ネット注文だけでなく実店舗で商品を購入できること。
実際に商品を手に取りながら素材やサイズ感を確かめることができるほか、オリジナルウェアのデザインについても直接相談が可能です。
代表は、「店舗があることで、お客様と直接お話しできます。できることとできないことを正直にお伝えし、お客様・加工業者・丸川屋が同じ目線で良いものをつくることを大切にしています。ものづくりには、お互いの信頼関係のバランスが欠かせません」
と話してくださいました。

また、以前丸川屋が製作した「横山町Tシャツ」は、横向きにした「山」の文字が「ヨ」に見えるようデザインし、「ヨ」と「山」を組み合わせた遊び心あふれる一枚。思わず「なるほど」と笑顔になるような工夫が詰まっています。
当時は町内の問屋関係者を中心に多くの注文があったそうで、地域や団体の想いを形にできることも丸川屋ならではの魅力です。
さらに、一度作成したシルクプリント版は1年間保管されるため、その期間内であれば追加注文にも対応可能。イベントや部活動、地域活動などで継続的にウェアを作りたい方にとってもうれしいポイントです。
代々受け継がれる言葉「古い革袋に新しい酒を入れろ」
取材の中で、丸川屋に受け継がれているという言葉を教えていただきました。
「古い革袋に新しい酒を入れろ」
これは、「大事なものは守りながらも、時代に合わせて新しいことを取り入れていこう」という考え方を表しています。
実際に丸川屋が扱う商品も、創業当初の足袋から始まり、その後は作業服や学生服そして現在の無地衣料やプリントウェアへと変化してきました。
長い歴史を持ちながらも、その時代ごとのニーズに応えてきた丸川屋。まさにこの言葉を実践して続けてきたお店といえます。
こうした考え方は、横山町というまちにも共通しているそうです。
歴史や伝統を大切に受け継ぎながら、新しいものも少しずつ取り入れていく。その積み重ねが、まちの活気や未来につながっていく——。丸川屋のお話からは、そんな横山町らしい魅力も感じることができました。

〈お店の詳細〉
「丸川屋」
明治23年創業の無地衣料・オリジナルアイテム卸専門店。
無地衣料をはじめ、Tシャツやウェア、各種グッズのオリジナル製作に対応。自分だけのオリジナルの一品を作成できます。
店舗及びオンラインショップでの購入が可能です。
※卸問屋のため、5点以上または3千円からのご購入となります。
住所: 〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町6-15
TEL:03-3664-5411
定休日:土日祝日、夏季休業、冬季休業
公式サイト/オンラインショップ:オリジナルTシャツ・プリントグッズの作成・注文は丸川屋
Instagram:丸川屋/無地衣料品(@marukawaya1890) • Instagram写真と動画
Facebook:株式会社丸川屋 | Chuo-ku Tokyo | Facebook
