「横山馬喰の『め』」では、横山町・馬喰町の問屋街が誇る“目利き力”について、“目”を持つ「みせ」や“目”で選んだ「もの」を通じて御紹介していきます。
第5回では、馬喰町地区にて古くからレースと刺繍にこだわった婦人服の製造卸・小売業を営む「株式会社 麗」について御紹介します。
3代続くこだわりのレースと刺繍のものづくり
「麗」を代表するブランド「REI THE LACES CHAMBER(レイ ザ レース チェンバー)」は、映画女優が身にまとっていたレースに魅せられたおじいさまが、レースのブラウスを仕立てたことから始まりました。小さなアトリエからスタートしたものづくりは、親子3代へと受け継がれ、今もレースの魅力を発信し続けています。

ブランド名の「Chamber」は“小部屋”という意味。馬喰町の店内はレースに囲まれた空間で、「訪れるだけで心が躍るような場所にしたい」という想いが込められています。
同じ建物にはアトリエが併設され、職人が一着一着を丁寧に仕立てています。
本当にレースが好きな人に大切に着てほしい一着。時間と手間をかけたものづくりだからこそ、長く大切に着続けたくなる服です。
レースを重ねて生まれる、立体的な表情

今回は、2023年に誕生した「Ivory」が独立し、新たに展開されるブランド「Coco Ivory」の展示会にお伺いしました。
2026年のコレクション「Fillage(フィラージュ)」は、フランス語で“糸”を意味する“fil”と“collage”を掛け合わせた名前のとおり、様々なレースを重ね合わせる独自の手法が特徴です。異なる素材や柄のレースを丁寧に組み合わせることで、立体感のある豊かな表情を生み出しています。その種類の豊富さは、まるで「レースの宝石箱」のようです。
本コレクションは期間限定での受注生産となっており、オンラインショップでは5/25~6/1 10:00まで、店舗では5/29~5/31(完全予約制)にて注文が可能です。
問屋街だからこそ残る、まちの面白さ
まちの魅力について、社長は「江戸時代から続く問屋街ならではの面白さが残る場所」と教えてくれました。かつて新道通りは人で溢れ、とても賑やかだったそうです。
世界中の人が仕入れや旅行で訪れやすいまちになって、昔ながらの風景も大切にしながら、もっと賑やかで個性的な場所になってほしい——そんな願いについて話してくれました。

〈お店の詳細〉
REI THE LACES CHAMBER(レイ ザ レース チェンバー)
一つ一つ手仕事で縫われた、とっておきのレースを使った一着。
店舗及びオンラインショップでの購入が可能です。
なお、ブランド「Coco Ivory」については、オンラインショップでは5/25~6/1 10:00まで、店舗では5/29~5/31まで(完全予約制)の受注生産となります。
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-6-8 1F
TEL:03-6661-7105
営業時間:月~金 10:00~17:00
